ダイロンプレミアムダイでウールのダッフルコートを染めてみた

こんにちは、イクヤです。

今回はダイロンプレミアムダイでウールのダッフルコート(ロング)の染めに挑戦です!!

ダイロンプレミアムダイを使ってみたレビューを書きます。


なぜ染めるのか!?
15年くらい前に、このダッフルを奮発して買いました。
このダッフルの良いところ、悪いところを簡単に~
良いところ
ロングの白がカッコいい(当時思った)
凄く暖かい(ダウンには負ける)
悪いところ
メチャクチャ重い(肩が凝る)
畳んでも小さくならない(けっこう邪魔)
当時はすべて承知で買ったんですけどね…
それでも買った数年は、嬉しくてしょっちゅう着ましたよ!
でも、ダウンを買ってしまったら…
軽くて暖かいほうをメインに着ちゃいますよね。(人間ってそういうもんですよ)
その後、タンスから出ることがめっきり減りました。
その結果、ダッフルは…
変色して可哀想な姿に…
この写真だとあんまりわかりませんが、白ではなくなっているんです。(黄ばみで)
このままだと着れないし、もう捨てようかと思いました。

ダイロンプレミアムダイとの出会い
どうせ捨てるなら…捨てる前に何か試したい!と思い、情報を検索しました。
選択肢としては2種類
①プロにお任せ:それなりの値段になります(新品1着買えるかも)
②自分で染める:値段お手頃(出来上がりの保証は無い)
ってことで、②を選択(笑)
今度は、ネットで実際に染めた人の情報を検索しました。
すると、けっこう居るもんですね。自分で染めた人が。
自分で出来るんだ~と、ちょっと自信を持つ(笑)のでした。
何を使って染めてるの??
ダイロンを使っている人が多かったと思います。

ダイロンには2種類あります。特徴はこちら!

①ダイロンマルチ:\500、お湯温度80℃、染められる量250g/1袋

②ダイロンプレミアムダイ:\650、お湯温度40℃、染められる量250g/1袋

違いは、価格と染めるときのお湯温度です。
プレミアムダイは一般向けってことなんですかね??扱いやすくなった分、お値段ちょっと高いです(笑)
と言うことで扱いやすいプレミアムダイに決定~

染める前の準備

HPに記載の用意するもの

  • 容器(バケツ、鍋など)
  • ボウル(染料を溶かす容器)
  • 泡立て器(染料を溶かす際に使用)
  • 40℃のお湯
  • 塩(染料1袋につき250g)
  • ゴム手袋

※染料を複数使う場合はお塩とお湯の量も比例して増やしてください。

まずは、コート(丈は100㎝くらい)の重さを量ります。
な、なんと2キロもありました!そりゃ肩も凝りますよ。
続いて、染料、塩、お湯の量を計算します。
染める対象が2キロってことは、
染料は2000g÷250g=8袋 必要となります。
染料を溶かすお湯は500ml/1袋 なので500ml×8袋=4ℓ
塩は250g/1袋 250g×8袋=2kg
塩を溶かすお湯は250gに対し6ℓ 8倍になるので48ℓ
必要なお湯の量は52ℓ!!マジですか!
52ℓ入る容器って?… しばし考える。すると突然閃きが!
衣装ケースがあるではないか~!!
透明な衣装ケース(かなり大きい)を使用することにしました。
それと染めた後の色落ちを防ぐためカラーストップ(\350、1kg/1袋)なるものがあります。これも2袋、必要になります。
 これは、一応必須ではありません。が色落ちを嫌う人は使用してください。
これで準備は完了しました。
 いざ、染めてみよう!!
あの白いダッフルをこんな感じに染めたいなということでダークブラウン を選択しました。
果たして、どうなることやら…
   
手順はこんな感じです。
染める場所ですが、物が大きいので風呂場を選択。(すすぎのとき、水の入替が楽なので!)
浴槽に43℃のお湯を張ります。これで塩を溶かします。

①染料を溶かす
溶かす容器は1.5ℓのペットボトルを3本使いました。(2本に3袋ずつ、1本に2袋)
ペットボトルに染料を入れます。口が狭くて入れずらい…
3袋入れ、熱湯を注ぎ蓋をしてボトルをフリフリ。溶けたら水を足し1.5ℓに調整する。
2本目も同様に行います。(2本目は溶かすときのお湯の量を少なくしました、ちゃんと溶けてるか心配だったので)
3本目は1ℓなので、目分量で合わせました(笑)

②塩を溶かす
 今度は塩を溶かします。水の量は48ℓ!(1.5ℓペットボトル32杯分です)
染める用の衣装ケースに湯船で溜めたお湯をペットボトルで移していきます。
もたもたしているとお湯がぬるくなってしまうのでテキパキ移します(笑)
1/3くらい溜まったら塩を溶かし、更にお湯を足していきます(汗)
 ケースの半分くらいで48ℓのようです。
これに先ほど溶かした染料を入れていきます。1本、2本、3本と全部投入完了しました。
残念なことに1本だけ、染料が溶けきっていないのがありました。
きっと最初に作ったやつだと思います。溶かすときにお湯が多かったのかも??
出来た染料を見て、髪染めをして流しているときの液体のような感じと思いました。
どういうことかと言うと、この染料が壁や容器にバシャっとかかっても直ぐには染まらない
ということです。(染料がかかった場所を放置せずに水で流せば大丈夫です)

③染める
では、いよいよコートを染めます!
(コートはあらかじめ洗濯して汚れを落とし脱水しておきました)
染料の中にドボーンとダイブさせます。
 
白いコートが、見る見る黒くなりました!
ムラにならないようになるべく広げます。あとは、時々混ぜながら45分待ちます。
ちゃんと染まるといいのですが…
45分経ったら、カラーストップを2袋投入します。入れるタイミング合ってるかな??
(色落ち防止です)
更に15分くらい待ちました。

④すすいで陰干し
60分経過。さて、どうなったか見てみます!
うん、なんかいい感じに染まっている気がします!!
染料の液を捨てて、3,4回すすぎます。(水の色がある程度透明になるまで繰り返す)
いやー水を吸って更に重い!!
かなりの重労働です(笑)
脱水して陰干しします。濡れている状態はこんな感じです。
 
とりあえず、白ではなくなりました。が、想像していた色とは違うな~と思いつつ(笑)
かなりの満足度です!!まだ濡れているので色がよくわかりません。
乾いた感じがこれです。茶色と言うよりは、あずき色??って感じです…
(この写真で伝わりますかね?)
しかも、何か所かムラになっています…とほほ(白っぽくなっているところ)
 
まとめ
今回のコート染めに点数をつけると…
60点ってとこですかね。
初めての染め、かなりの大物って割には、まあまあ上手くいったのではないでしょうか?
満足していないポイントと反省
・色が想像よりも薄くなった
 恐らく水の量が規定より多かったのではと推測します。
・ムラができた
 染める対象に対して器が小さく均等に染料が入らなかったのでしょう。
・革の部分がガビガビになった
 コートが乾燥したら留め具がぶら下がっている革部分がガビガビになりました…
 革をジャブジャブ水洗いしたのですから当然の結果です。
 この革を柔らかくするのに苦労しました。
次回、染めるときは今回の反省を活かしてトライしたいと思います!!
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
         
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